インタビュー

宇多田ヒカルが8月29日に19thシングル「Beautiful World / Kiss & Cry」をリリースする。前作「Flavor Of Life」のBallad VersionはTBS系 金曜ドラマ『花より男子2』のイメージソングとしても多くの人達に支持され、約700万ダウンロードという世界記録を作った作品だったが、今作に収録された2作品も大きなタイアップが付いた事で、リリース前から注目を集めている。

まず1曲目に収められた「Beautiful World」は、映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』(9月1日公開予定)のテーマソング。もともと“エヴァ好き”だった宇多田ヒカルが、この映画のために書き下ろした作品だ。

宇多田ヒカル:曲調とかメロディとか歌詞とか、とにかくいろんな面でいつもの作り方と違うのね。エヴァのテーマ曲だからこうしようっていうのが何ヶ所もあるって感じ。エヴァのストーリーを知ってるから影響されないわけがないっていう意味で、いつもほど私一色じゃないっていう感じかな。

“エヴァンゲリオン”が描く家族との距離や人間と人間の間にある壁や決してぬぐい去ることのできない切なさや苦しみは、15歳でデビューし、瞬く間にビッグアーティストになった宇多田ヒカルにとって、自分の人生が抱えている問題や葛藤と重なり合う部分が多かったようだ。

宇多田ヒカル:スタジオでデモをスタッフに聞かせた時に“さすがエヴァオタ!”っていわれるくらい私はエヴァが好きだから。どっちかって言うとこの曲は、比重が宇多田ヒカルよりエヴァに行ってる曲かも。なんかね、この曲で売ろう! っていう気がぜんぜんないのよ(苦笑)。きっと(2曲目の)「Kiss & Cry」の方がシングル向きじゃない?

これまでにも宇多田ヒカルは映画『CASSHERN』(13th「誰かの願いが叶うころ」)や映画『春の雪』(14th「Be My Last」)で、映画の主題歌を手がけている経験があるけれど、「Beautiful World」は彼女にとって特別な存在になっているのかもしれない。

宇多田ヒカル:“エヴァンゲリオン”の名台詞とか肝のシーンとか、私的に脳にきた台詞や場面とか。そういう所からヒントをもらえるっていう意味でも、「Beautiful World」はエヴァを通して書いた曲だなって思う。

 
 
そ う な ん で す か 
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